幻想小説 U

□53。
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「アレックス。」

「何よ。」


銃の使用が禁止されたので、ひょいひょいとかわしながら敵に蹴りを入れていく。

視線は、血界石へと進むラジアに向けたまま。


「あれ、いいの?」


スピカは笑みを絶やさぬまま、最もな疑問を投げ掛けてきた。
その視線もやはり、ラジアを捉えている。

スピカの言いたいことはよく解る。

"ラジアが血界石を破壊することに対して"大丈夫なのかということだ。
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