幻想小説 U
□49。
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リザの乱入に一時和やかな雰囲気が漂っていた。
それでもあたしは、本題に切り換える。
「無血開城をマリーはしようとしてる訳?」
その問いにカゥゼは目を逸らし、リザは理解していないまま首を捻る。
何も応えないカゥゼの代わりに、アレックスが口を開いた。
「相変わらず世界情勢に疎いのねーラジアは。」
こいつはどうして、いつもこうあっけらかんとしているのか。
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