幻想小説 U
□45。
2ページ/11ページ
「…何かあった筈よ!」
結局大声で叫んだカゥゼは、がくがくとあたしの肩を掴んで前後に揺らした。
絶対、気の遣い方を間違っている。
あたしがそう思ったときだった。
「伝令!伝令!」
そう叫びながら、早馬がマリーを目掛けて駆けて来た。
一瞥くれてから、カゥゼの手をさり気なく払う。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ