君の声が聴きたくて
□*標的6*
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ドキドキしてしまうのは恋をした証拠…
恋は突然やってくるよね…
その気持ち私にもよくわかるよ…
君の声が聴きたくて
*標的6*
「今日も暑いなぁ…」
彩音は手で風を扇ぎながら呟いた
「そんなことしても暑いだろ。」
彩音の後ろから聞きなれた声が聞こえた
「獄寺君!おはよー!!偶然だねぇ。」
「ああ、まぁな///」
彩音が見えたから走ってきたとかぜってー言えねー////
「ん?獄寺君どうしたの??顔赤いけど…」
「別に何でもねーよ!!////」
そんな話をしながら2人は学校へと歩き始めた
「ぽぅ!あちょー!」
突然変な叫びが聞こえ、2人は不思議そうにそちらに目を向けると…
「「10代目!?(ツナ!?)」」
そこにはヘルメットをかぶった人に襲われているツナがいた
獄寺君は叫びながらツナの元へと走っていった
私も獄寺君に遅れながら橋の上にいるツナの元へ向かった
もしかしてあのヘルメットの人ハルなんじゃ……
とにかく獄寺君を止めなきゃ!!
「10代目さがってください!」
獄寺はそう言ってダイナマイトに火をつけた
「獄寺君!待って!!その子はーー…」
「果てろ」
彩音の叫びもむなしく、獄寺はハルに向かってダイナマイトを放った
お…遅かったー;;;
「はひーーーっ!!!」
爆発音と共にハルの叫び声が響いた
ザボーン
そしてハルはそのまま橋から落ちてしまった
「あ〜〜〜〜あ落ちちゃったよ!」
「これでもう大丈夫です」
「は、早く助けないと!!」
彩音は慌てて橋の下を見た
「たすけてぇーっ」
ハルは今にも沈んでしまいそうな状態だった
どうしよー!!!!
よし!私が飛び込んで…
彩音は橋の手すりに足をかけた
「おい彩音!危ねーだろ!!」
「危ないよ!彩音!!」
彩音は獄寺とツナに腕をつかまれ止められてしまった
「だ、だってこのままじゃ!!」