君の声が聴きたくて

□*標的7*
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誰かを好きになるのは難しい数学の問題を解くよりも無理だと思ってた…

もしかしたら違うのかもしれない…






君の声が聴きたくて
*標的7*






「ビアンキさんってそんなに前からリボーンの事好きだったんですね!!」

「ええ、もうリボーン以外愛せないわ」

彩音はビアンキに誘われて、一緒に街へ出掛けていた


ビアンキさんって本当に一途なんだなぁ…
リボーンはこんなに愛されて幸せだね…


「ねぇ、彩音は好きな人とかいないの?」

「え!?私ですか!!??」

彩音はビアンキの質問に慌てふためいた

「その反応はいるわね?」

ビアンキは彩音の慌てぶりにクスクス笑いながら言った

「……好きっていうか、忘れられない人がいるんです…」

彩音はビアンキに嘘が通じないと観念して俯きながら話した

「そう…前の恋を忘れる方法知ってる?」

「忘れる方法…?」

「恋をすることよ」


恋をすること……?



「無理に恋をしろってわけじゃないけど、新しい恋をすると前の恋は自然と忘れられるのよ」

「ビアンキさんは前の恋を忘れられたんですか?」

「そうね、前の恋は…良い思い出になったわ」

ビアンキは時々思い出してイライラするけどね、と言葉を付け加えた

「彩音の忘れられない恋もきっといつか良い思い出になるわ」



いつか良い思い出に…か……



プルルルル…


「あら?ハルから電話だわ。ちょっとでてもいい?」

「あっ、はい。」


ハルからの電話によって2人はツナの家に行くことになった
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