*Le soleil*
□チカユミスト-キムver.-
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−チカユミストなキムちゃん−
「色んなところに、初日の写真が載ってたの見た?」
「見ましたー」
「私も!」
「何か、濃いよね。特にショーが」
「ラテンですからねー」
「衣装も化粧も濃いですもん」
「こういう写真のいいところって、自分が見れないところも映ってるのが好き」
「ねー。みんな、いい笑顔やったし」
「はい!特に銀橋のお2人のシーンとか!」
「・・・ショーでそんなのないですよね?」
「ないない」
「あ、すみません!それはお芝居の方でした」
「あー、ロシアンブルーの方か」
「でも、そこ笑顔じゃないと思うけど」
「けど、好きです!後はショーの愛の逃亡者の所とか、
中詰めの所とか、フィナーレのデュエットダンスで踊ってるチカさんと
歌ってるゆみこさんとか、そんなお2人の写真は最高に似合ってます!」
「あ、ありがとう・・・」
「というか、それ全部・・・私達2人で映ってないんだけど」
「お芝居やったら、ネコタナがいっぱいおるところとか可愛い〜」
「あー、あれね。衣装が特に可愛い。着たい」
「言うと思ったー。こっそり着てそうですもん」
「こっそりじゃなくて、堂々と着る」
「あはは。私も誰かに借りようかなー」
「一緒に着て、写真でも撮る?」
「いいですねー。あえて男役メイクでとか」
「!その時は是非!」
「どうしたの?キム」
「新しくカメラ買ったんで、これで撮らせてください!」
「い、いいけど・・・」
「どうせなら、キムも一緒に着て撮ろうよー」
「いいです!」
「即、拒否された・・・」
「私は2人の写真を撮りたいので」
「そんな笑顔で言われても」
〜〜〜♪
「キムー、携帯・・・っ!」
「どうしたの?ゆみこ」
「キムの待ち受けが・・・」
「が?」
「私とチカさんの銀橋シーンの2ショットでした・・・」
「・・・・・」
「な、何も見てません」
「私も何も聞いてない」
「あ、チカさんとユミコさーん!
ネコタナの衣装、借りてきましたよー♪」
「「・・・・・」」
fin.→あとがき