BOOK1
□想いを馳せる月
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月を見ると
悲しくなるの
すぐそばにあるようで
絶対に手が届かない
夜にしか会えないなんて
まるであの人のよう
今どこにいるのですか?
同じ月を見ていますか?
願わくば
月よ、どうか導いて
その先が戻れぬ闇だったとしても
後悔はしないから
【次項→あとがき】
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