BOOK(牛頭雪)
□月と湯と男の色気
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「つららちゃーん、お風呂入っていいわよー」
「はーい」
部屋で寛いでいたところへ届いた、女将である若菜の声。
妖怪にとっても風呂は、疲れを癒やしてくれて快適なものだ。
つららは早速着替えと手拭いの用意に取り掛かった。
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