BOOK(過去拍手)

□牛頭馬頭中学校へ
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「いってきまーす!」

ぬらりひょん三代目・奴良リクオと側近・雪女こと及川氷麗は、今日も元気に登校する。

(ちなみに青田坊は暴走族で呼び出された)

「あ、そうだ。ねぇ、つらら」

「若!急がないと遅刻してしまいますよ。早く早く!」

傍らの側近に向けたリクオの声は、本人によって打ち消された。

しかし、ここはとりあえず急ぐことにしよう。

(あとでわかるか・・・)




彼らが教室に入った時、案の定ギリギリだった。

そして。

「転入生を紹介しよう。双子の兄弟だそうだ」

そう言った担任教師の隣にいたのは・・・。

目つきの悪い少年と、帽子を目深にかぶった少年。

(ごっ・・・牛頭丸に馬頭丸〜〜!?)

これに驚いたのはつららだった。

(なっ、えっ・・・ど、どういうこと〜〜〜〜!!??)

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