種、種運命短編作品庫

□華麗なる代表首長の一日
3ページ/8ページ



なんだ……?


何だかアスランがおかしいぞ?



ヤケに強気にスタッフに指示をするアスラン

いや、それ以上に自分をヤケに見てるきがする


そんな彼にカガリは違和感を覚えるのだった





「カガリ様はこの養護施設によくいらっしゃるんですか?」


インタビューをして録音する女の子


「ああ……戦争孤児になってしまった子供達だが、未来はまだこれからだ……少しでも手助け出来ればと思っている……」


そうして回されるカメラ

熱心にレポーターはメモをとっていた


訪問が終わり、施設を出て階段をおりかける時


「代表、足元に気をつけて……」


そういって階段で手を差し伸べるアレックス


「………あ……ありがとう………」




………くそ


なんか……ドキドキするぞ




そう言えばこんな風に仕事を一緒に回るのなんて、どれくらいぶりだろう


文字通りただの飾りだった『お姫様』の頃、彼は何時だってこんな風に私の傍にいた


手が届くそばで


ずっと


我慢させてきたんだ








それから行政府会議、3時からはプラント評議会委員との会談



「お久しぶりですわ、アスハ代表っ」



会議室で待っていたのは………



「ラクス………?今日の会議って、ラクスとだったのか!?」


カガリはアレックスの顔を見た



アレックスのサングラスの奥は、明らかに予定外だ……といった瞳があった





次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ