頂きました

□卯月四季様からアスカガ小説
『交換条件』
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「カガリッ。今日はギリギリだったけど、ってあんた、ネクタイ!!」

急いで教室へ戻ると、ホームルームが始まる数分前だった。

何時もなら10分前には戻っている私だが、今日に限ってはザラのこともあり、遅れてしまった。


「えっ?」

ミリアリアに言われてネクタイを見ると、色は青に変わっていた。


・・・気づかなかった・・・。

「カガリ、出来たのね?」
ミリアリアが笑いながら聞く。

「っ!!こ、これは違うんだ!!」

「何が違うのかしら?あなた、この学園のルール知ってるでしょ?ま、詳しいことはお昼に聞くわ。」

ミリアリアは勘違いをしたまま自分の席に戻ってしまった。


・・・違うのに。


っというか、ザラの奴!!自分のネクタイ持っていたんじゃないか!!


そう思ったらさらにイラついてきた。


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