頂きました

□卯月四季様からアスカガ小説
『交換条件』
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「コラッ!そこ!!ちゃんとネクタイをしめろ!!」

「は〜い。」



「カガリちゃ〜ん。俺のネクタイ締めて〜。」

「ハイネ先輩!!おはようございますっ。ほら、先輩もネクタイ締めてください。はいっ。そっちの方が絶対かっこいいです。」

毎朝の風景。

カガリはこのオーブ学園の風紀委員。

毎朝カガリは校門前に立ち、服装チェックをしている。


「いや〜カガリちゃんにネクタイを締めてもらうと気が引き締まるよ〜。」

「先輩。そんなのは家を出たときにしてください。」

そうハイネにビシッと言うと、他にも登校してくる生徒の服装をチェックする。







「カガリッ。おはよっ。」

「ミリアリア!!おはよう。って、お前、ネクタイ・・・。」

「そう!!彼氏が出来たの!!」


このオーブ学園での昔からのルール。

女子は通常は赤いネクタイを、男子は青いネクタイを締めているが、彼氏、彼女が出来たときには女子は青いネクタイを、男子は赤いネクタイを締めるのだった。


今ミリアリアがしているのは青。つまり、彼氏が出来たのだ。


「良かったな!!どんな奴なんだ?って聞きたいけど・・・。」

「良いわよ。今は仕事してて。また後で聞いてくれれば話すわ。」

「ありがとう。」

ミリアリアは手をふって教室へ向かった。



 
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