パロディ書庫

□君はガール「フ」レンド
1ページ/11ページ






彼はアスラン・ザラ


19歳



家賃四万円のアパートに一人暮らし



電子機器専門大学二年で、親の仕送りも当て には出来ず毎日バイト三昧の日々を送る青年 だ



食事はバイト先のまかないを貰ってやりくり をしている、属に言うビンボー学生だ




勿論彼女なんて作っている暇なんてない



だいたい、もし彼女がいたとしても、貢げる お金だってほとんどないのだから……結果的 には振られる傾向だ





そんな彼の日課は………





「せっかくの日曜日に……バイトの合間にフ リマって……休みの度に、本当に花のない生 活だよね」


「うるさいっ……」




バスで20分の距離にある特設ホールでシー ズン事にあるフリーマーケット


企業のアウトレット商品も出品していたりし て、意外と掘り出し物が有るのだ




そんなアスランの日課をけなすキラだが、隣 を大きな紙袋をさげて歩いていた


付き添いでやってきたフリーマーケットでど うしようもない置物、つまりは無駄買いをし たのだ



アスランはというとメーカーの格安Tシャツ を三枚手に入れ、まぁ上々

しかし、隣で無駄使いをしまくる親友に若干 腹もたっているのだ





「ムカつくな……なんでお前はそんなに金の まわりがいいんだ」




一緒に大学生活を送っているというのに、キ ラはどう言うわけか良い星の下に生まれてい て、お金に困った事がないと言うのだ




先日もパチスロで30万勝ったらしい



しかしアスランにはそういったギャンブルの 才能はからっきしで……結局溜め息をつく




その時キラの携帯がメロディーを奏でた





「あ、フレイ?いいよ、今から行く」



キラは……7歳年上のキャリアーウーマンと 関係をもっている




「アスラン、ごめんっ!フレイがディナーご 馳走してくれるって。じゃまたね」





こぉんの……ヒモがぁ………


走り去っていく親友を呪いたい気分だった





次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ