種、種運命短編作品庫

□乙女な思考
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6つの瞳を爛々と輝かせる3人にカガリは引き気味になりながら…



「べ、別に……何もないぞっ……!」



そう、上擦った声で返す



「ええ〜、嘘だぁ。私たち、この間、見ちゃったんですよ!カガリさま、キラ君の部屋の前で、アスランさんの肩にこう…寄り添ってましたよね〜」



「いっ……!あっ……///」



(見られていた!見られていたのかっ!?あれをっ……)



アサギの爆弾発言に吃驚して、思わず顔を赤らめたカガリ



羞恥心が湧き上がって来て、ワタワタと慌てふためく



「そうそう!アスランさんがスゴく優しい目でカガリさまを見てるから、私、そのままキスするかと思っちゃいました!」



「キっ……!!?」


更に核爆弾が落ちて、カガリは最早、二の句が継げない



「うんうん!私も思った思った!で、カガリさま、彼とはいつの間にキスまで発展してたんですかぁ?」



にこにことそう訊ねてくるジュリにカガリは瞬時に爆発した


「そ、そんなことするかぁーっ!!!」


大体、私とあいつはそんなんじゃないっ!!



唾を飛ばす勢いで喚く彼女は、テーブルの上を拳でガンっと叩く



「え〜マジですか?あんなに甘い雰囲気出してるのに?」



間延びした口調で本人達が知らない事実を告げてくるマユラ


「あ、あまっ……甘いぃ?!!」



またもやメガトン級の衝撃にカガリは素っ頓狂な声を上げた。




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