種、種運命短編作品庫

□パティシエは必要?
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そう……決めた

誓ったのに………




「何でもうっ、明後日がアスランの誕生日なんだっっ!!!?」



仕事、仕事……追われている間に、気が付けばあっという間に月日は流れてしまい……


今日は10月27日………


「どうしよう………何にも考えてなかったぞ………」


最低だ

最悪だ

私は部屋の壁のカレンダーを見ながら顔を青くした



「代表、宜しいですか?」


ノックと共にそう外から話かける彼の声に、ドクンと鼓動が大きく跳ねた


「あぁ……どうぞ」

私がそう一言言うと、彼はドアをあけた


すると、彼……アスランは、大量の書類を抱えていて……


「コレ……全部にカガリのサインが欲しいんだって……シモンズ主任が」


そうして私のデスクに大量の書類を積み上げる


「またか……」

私は溜め息をついた


「仕方ないさ……戦闘機一機作るのだって、勝手には出来ないんだから」


「解ってるさ……」



自衛の為の軍備……その許可と申請……そりゃ確かに必要だ

こんな事を徹底しているのは、先の大戦でのガンダムの極秘製造の過程を短かで思い知っているからで……

自分自身が、出来うる限りの軍備状況を把握しておきたいと行政府に打診しているのだから、当然の仕事なのだ


だけどな………



「どうした?カガリ?何か悩み事でもあるのか?」

そう言って、心配そうに私の顔を覗き込むアスラン


「………何でもないよ」

「そうか………?」



だけど………

今の自分は、山積みにされてる書類なんかより、アスランの表情の方が気になるんだ




アスランって………

何が欲しいんだ?



どれだけ顔を見つめても、解んないぞ!?



 

















【〜その時アスランは〜】






最近の、カガリ……考え事が多いよなぁ


きっと色々と悩み事が有るんだ


例えば

ユウナ・ロマの事とか……
ユウナ・ロマの事とか……

ユウナ・ロマの事とか……





モミアゲ星人の事とか…………


本当にどうなってるんだ、あのモミー

つーか、将来絶対ハゲルるよなアイツ

ハゲは遺伝するんだ



ちなみに俺はハゲない

ズラでもない


コーディネーターは、ハゲナイ!!!




そんな事は置いておいて

カガリが疲れきってるなら、俺が癒してあげたいっっ

俺にもっと命令してくれればいいのに(※M?)

カガリのためならなんだってするぞ?


あ、溜め息ついた!!!

その溜め息はなんなんだ!?

肩が凝ってるなら、俺は永遠に揉んであげるぞ!?

勿論、偶然を装って、オッパイも触るけど!!!!


さぁ、言いたいことが有るなら命令を!!(※どM)






「何でもないよ…………」


「そうか………?」
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