種、種運命パロディ作品庫

□お隣同士《エロ決定》
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「はぁ〜……」


つまらない
本当に高校生活なんて、つまらない

出来ることなら
直ぐに家に帰りたい



何故なら


此処には
愛しい愛しい
大事な女の子が居ないのだから






「キラっ、見てみろよっ!!スッゲエレアじゃねぇ?」



今日もクラスはアイドルの写真集の回し読み


現実に会えもしない女に興奮して、何が面白いんだ……



生徒手帳に挟む、カガリの写真



「はぁ〜」



カガリに会いたい
カガリに会いたい
カガリに会いたい



現実に今は会えないが………でも確かに存在してる愛しい女の子



本当に
なんで俺が2年も先に生まれてしまったのだろう……


現に、弟のシンは今年もカガリと同じクラス


羨ましすぎる……




そしてカガリの兄、キラ・ヒビキとは……


俺は今年も同じクラス


惨めだ



「ちょっと……アスラン……僕の顔見て、ため息つかないでくれる?」

怪訝そうなキラの顔

「………帰りたい……」

「またぁ?優等生の発言としては、考えモノだね……」

今度はキラがため息をついた


キラはふと、俺の生徒手帳を取り上げて

「写真みて、ウチの可愛い妹に欲情しないでくれる?」


「あっ、バカっ!!返せっ!!」

俺は慌てて手帳を取り戻す



俺のお気に入りのカガリの写真なんだっ



手帳を取り戻し、ほっとしていると……



「後、半年もすればカガリはこの学校受けるんだから、毎日会えるじゃん?普段だって、普通に家に来てるくせに……」

キラは呆れた顔でそう言った




そりゃそうだ
カガリは今中学三年生

来年の4月には、この学校を受けて通うと本人も言っていた

だけどな


「キラ〜!!」

「あっ、ラクス!!移動?また後でね!」

授業の教室移動で、ウチのクラスを通りかかったキラの彼女が手をふっていた



「こんなのを毎日みせつけられて……ため息が出ずにいられるか……」


後、半年

今は理由をつけてはキラの家に遊びに行っているが……
いつまで続けられるか


幸いカガリは俺を

『頼りになる隣のお兄さん』

くらいは思ってくれているらしい←カガリの友達のフレイちゃん?が前に言ってた



とにかく

俺はそろそろ
我慢の限界だ




カガリの彼氏になりたいっっ!!


今日も願っている


 
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