種、種運命パロディ作品庫

□☆プリンス☆プリンセス
1ページ/21ページ



此処は国民的アイドルグループ『COLOR』の控室

歌番組の収録が終わって、一息ついていると

「アスラン、映画の主演決まったんだよね?」

シンがアスランに質問した


「あぁ……えっと、バルトフェルト監督の……今日この後、打ち合わせだ」


そう言って手帳を確認するアスラン


「相手の子、誰?」

ふいに寝そべっているキラが聞いて

「確か……カガリ・ユラ・アスハさん?」


「へぇ〜カガリとやるんだ」

その名前を聞いて、キラはむくっと起き上がった


「キラさん知ってるの?」

シンがそう聞くと

「僕、一回CMで一緒になったもん」

キラはニッコリ微笑む


「シン……お前、メンバーの仕事くらい把握しとけよ」

すかさずアスランが突っ込むと

「はいはいすみませんね……カガリ・ユラ・アスハって、なんかキツそうで俺はタイプじゃないな〜」

手元にあった雑誌に特集されているカガリの記事を見ながら、シンは言う


「演技は上手いだろ?幾つか作品みたけど」


アスランは出演者に失礼が無いように、そうしていつも共演者の代表作を見るようにしている


「俺、妹のステラちゃんとかのがタイプだなぁ〜……ぽやーんとしてて、天然で」


そう

カガリとステラは姉妹で別々にデビューした
カガリはドラマや雑誌モデルを中心に、ステラは歌とバラエティーを中心に活躍しているのだ


「シンみたいなタイプは危ないね」

諭すようにキラが一言

「「……?」」


訳がわからず、二人はキラの顔を見る


「多分ギャップ萌えするよ」


「なんですか……それ?」


更に首を傾げるシン



「あっ……と、打ち合わせの時間だっ!!じゃあなっ!!」

時計を見てアスランは慌てて上着を羽織る


「「行ってらっしゃーい」」


キラとシンはそう言って手を振った



 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ