種、種運命パロディ作品庫

□お隣同士《キス×キス》
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「……アス兄……」


制服のボタンに手をかけるカガリ
するするとシャツを……スカートを……


俺の前で脱いでいく


両腕で胸を隠して……その隙間から見えるレースのランジェリーと、膨らんだ胸が目に焼き付く



「……ア…ス……兄っ……」



近付いてくるカガリ

恥じらう様に顔を赤く染めて……

近付いてくる唇






カガリ…………





ジリリリリリ


起床合図の目覚ましが鳴る


「……………」


俺は覚醒した



…………夢………



起き上がって現実を知る

なんて夢を見てるんだっ!?

俺はっっ


ふと……鼻の下にぬるっとした感触を覚えて……

指で確かめると


「…………鼻血……」


しかも……



「あ………っ………ヤバ………」




本当にこんな時……自己嫌悪に陥る

でも同時に母親が看護婦で……夜勤の仕事がある人で良かったと思う


今日の炊事洗濯当番は自分なのだし……


整理現象と言えど……




自分でパンツを手洗いする姿は……なんて間抜けだろう……




絶対見られたくない


母親にも
好きな女の子にも


俺はため息をついた






こんな風になってしまったのも
原因はどう考えても昨日の事件のせいだ


俺は好きな女の子

カガリの下着姿を見てしまった


忘れろと言われる方が無理だ


一人になれば悶々とそればかり




だって……

だって好きな女の子の下着姿だぞ!?



あまりの驚きに、彼女の家の階段から転げ落ちたくらいだ




カガリは………



すっかり女の子の身体になっていた

レースのランジェリーが凄く色っぽくて……

胸も……張りが有るけど柔らかそうで……美味しそ……




「うっっ……」



洗面所でうつむいていたら、またポタッっと下に落ちる赤い血


鏡を見つめたら、また鼻血が垂れている事に気付く





「この鼻血……ちゃんと止まるのか………?」



正直、本気でそう思った




 
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