種、種運命パロディ作品庫
□パールピンクフレンズ
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『ラクス・クラインですわ。初めまして』
初めて出会ったのは6歳の時
小学校までの通学路で通りかかる大きな洋館
そこに住むお姫様の様な女の子だった
まるで違う世界から来た様なお姫様に、自分もアスランもキラも見惚れて……
『……カガリだよ……よろしくね……』
いつも男の子とばかり遊んでいたカガリの……初めて出来た女の子の友達
当時のラクスは喘息持ちで、学校も休みがちだった
たまに学校に登校してくると、学校の先生や男の子達の彼女に対しての気遣いがどこか異常にみえた
その頃、カガリ達には気に入っている大きな楠木があって
そこから眺める街はとても綺麗で……
ある日その話をしていると
『私も登ってみたい』
ラクスはそう言った
カガリは彼女の手をひいて木をよじ登った
街が一望出来る場所に来るとラクスはとても喜んだ
しかし、それで……無理をしたラクスは喘息の発作が酷くなり、その日カガリは母親に物凄く怒られた……と言う記憶が今でも脳裏の隅に存在する
それから……
彼女はラクスのお目付役だった
ラクスが無理をしないようにいつも見守る
そんな存在
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