心で祈る様に





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とある学校の1日が終わり、とある学校の生徒達は家に帰っていた。
だが、何人かはすぐに帰らずに学校にとどまり、部活や勉強をしていた。


退屈ないつもの日常だ。


そう考えながら見ていると、ある教室に話しているだけの、なんとなく目立つ二人を見つけた。


「でな?小十郎がマジかっけーんだって!!」

「マジで!?家に帰ったら見なきゃ!」

「お前、帰ったらすぐに見ろよ?」

「いや、一番は小太郎だから」

「おまっ・・・友達が勧めてるんだから、普通は一番だろが!」

「だって、毎日最初に見てるんだもん。小太郎の葱の舞!」

「いやいやいやいや!何?葱の舞って何?踊りだろうが!!」


・・・何の話をしてるんだろか。
葱の舞?いや、踊りだったかな。
・・・まぁ良いや。


「あ、そろそろ帰る?」

「あー・・・もう暗くなってきたしな。・・・うし、帰るか」


そう言って、二人は学校を出た。

なんだか面白い二人だなぁ・・・。この二人、もっと見てたいな。


「あーっBASARAの世界に行きたぁー―――い」

「無理だよ・・・。でも行けたら良いな」

「だろ?しかも、戦国時代だせ?たのしそーだよな」

「いや、私はただたんに好きなキャラとウハウハしたいだけだし」

「Σいやいや、ウハウハって何!」

「ウハウハはウハウハよ!あぁーっいつきちゃんに会いたい!」


BASARA?戦国時代・・あ、ゲームだっけ?今人気の。
へぇー・・・行きたいものなんだ?


「俺も小十郎に会いたい・・・って危ない!!!」

「え?」




ドンッ キキィ―ッ ドンッ




大きなトラックに跳ねられちゃった・・・

死ぬかな?うーん。でも、もっと見てたいしなぁ・・・。そうだ!
死ぬまで(・・・いや、元気になるかもしれないけど)僕の管理してる別の世界に行ってもらおう。
こっちの時間をすーっごく遅くして・・・よし!

どの世界にしようかな・・・。


〈 BASARAの世界に行きたぁー―――い! 〉


・・・BASARAか。

決まりだね。さぁ、楽しい夢の始まりだ。


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