盲音の第一譜歌
□フィーネ 〜終わり〜
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やがて物語は始まる。
導師イオンが軟禁され、アニスが美月をあわてて訪ねてきた。警備兵をかいくぐり、導師が軟禁された部屋へやってきた。
「……すみません、アニス、ミツキ」
「イオン様は悪くないですよぅ! それより早くここから……」
『侵入者だ!』
オラクル兵の気配がして、ヤバッとアニスが慌てた。
「ミツキっ」
「うん、やばいな。さ、二人とも手をつないで」
と、ミツキは二人を寄り添わせた。そして二人の肩に手を置く。
「これから二人をある場所へ送り届ける。二人はそこで、ジェイド・カーティス大佐という人物を頼れ。話は通してあるから」
「え――」
美月は超振動を発生させて、二人をグランコクマへ飛ばした。
すぐに身をひるがえし、神託の盾から姿を消したのだ。
→あとがきと次回予告