盲音の第一譜歌


□フィーネ 〜終わり〜
2ページ/3ページ


 やがて物語は始まる。


 導師イオンが軟禁され、アニスが美月をあわてて訪ねてきた。警備兵をかいくぐり、導師が軟禁された部屋へやってきた。

「……すみません、アニス、ミツキ」

「イオン様は悪くないですよぅ! それより早くここから……」

『侵入者だ!』

 オラクル兵の気配がして、ヤバッとアニスが慌てた。

「ミツキっ」

「うん、やばいな。さ、二人とも手をつないで」

 と、ミツキは二人を寄り添わせた。そして二人の肩に手を置く。

「これから二人をある場所へ送り届ける。二人はそこで、ジェイド・カーティス大佐という人物を頼れ。話は通してあるから」

「え――」

 美月は超振動を発生させて、二人をグランコクマへ飛ばした。

 すぐに身をひるがえし、神託の盾から姿を消したのだ。




→あとがきと次回予告
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ