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□僕の隣にはいつも
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僕の隣にはいつもあなたがいた。
それは、ごく当たり前のことだと思っていた。
気づけばあなたは、僕の隣にいてくれた
僕が必要不可欠な存在のあなた
・・・・なのに
なんで僕の前から消えたんですか??
必要だっていったじゃないですか?!
なのに僕の前から消えてしまった
『太子、僕を置いて先に逝かないでくださいよ・・・僕には太子が必要なんですから』
僕は太子がいなくなってから
たくさんのことを知った
太子がいないだけで、こんなにも世界が
広く感じるなんて・・・
太子・・・・僕はどうしたらいいのですか?
太子の傍にいきたい
でも、太子がいない
僕が今できることは何?
太子の隣にいくこと?
・・・・・・・それだったら太子怒るよね
太子のいない世界は広く感じるけど
太子の分まで生きようと思います
太子がいつも僕にいってくれた
― 妹子の笑顔は私すきだぞ?だから笑え ―
ってね・・・
だから僕泣きませんよ?
その分笑うことにします
だから太子・・・
もうしばらくそっちの世界で
待っていてくださいね