素晴らしき戴きもの

□多田君×高梨君
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多田×高梨
島からは帰ってきています。
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「たーかーなーしーちゃーん。ひ ま!つーか恋人ん家来てまで勉強するってどういうこと!?」

信じらんねぇ、そう言いながら後ろから抱きついてくる多田に高梨は眉を寄せる。

「多田が来いってうるさいから。俺達は期末テスト近いんだって」

大体、俺ん家で勉強すればいいじゃん、とそう言ったのは多田の方だし、それを信じて高梨はわざわざ電車に乗ってまで多田の家にやってきたのだ。

「だぁって〜。マジ暇なんだもん」

「約束したんだから我慢しろ」

多田は忍耐力っていうのがまるまる欠落しているようにしか思えない。我慢させることも大切だ。そう仕切り直して再び教科書と睨み合う。

多田も諦めたように背中から離れ、ゲームをピコピコし始めた。高梨は半分ホッとしながらも、もう半分残念がっている自分に気づき赤面する。

ダメだ!集中、集中!

そう思えば思うほど途切れる集中力に見切りをつけひっそりと多田の寝転がっているベッドに近寄った。
が、多田はゲームに夢中になっていて高梨が近づいてきたことに気づかない。

なかなかこっちを見ようとしない多田に焦れて高梨は思い切ってベッドに腰を下ろし多田を揺さぶる。

「なに?高梨ちゃん」

ゲームに夢中になったままそう聞かれ少し戸惑う。

「えっと、いや……多田が暇だっていうからちょっと構ってやろうかと」

「ああ、今はもう暇じゃないからっ」

そう一刀両断され高梨はしばし多田を見つめ、そのまま落ち込んだようにのそのそと元の場所に戻っていく。
その光景を目にした多田は思わずプッと吹き出した。

「やっべえっ!高梨ちゃんちょー可愛い!」
ギャハハハと大きな声で腹を抱えながら笑う多田に対して高梨は何故笑われているのかできず目をしばたかせる。

ゲームを枕元に投げ捨て再び高梨の背中に抱きつき、耳朶に噛みついた。

「いっ!?な、なに………」

「構ってくれんでしょ?」

硬くなり始めた性器を腰骨あたりに擦りつけて見れば高梨は顔を真っ赤にさせて多田から離れようと身を捩るが、素早くカーペットの上に押し倒された。

「だ、ダメだ!!」

「なんで?高梨ちゃんから誘ってきたくせに」

「誘ってない!」

そう怒鳴るが多田は全く聞く耳持たず、次々と器用に制服のボタンを外していく。

「ちょっ、明日学校!」

「サボっちゃえば」

「だからテストなんだ……ンンッ」

うるさいとばかりに口を口で塞がれ、高梨は明日のテストの悲惨な結果を思い浮かべていたが口腔をいたぶられいるうちにそんな余裕でさえ無くなっていった。












次の日、教室では腰を抑えながら必死にテストを受ける高梨がいたとかいないとか……。



end



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苦労性高梨。
彼は根底からの真面目くんですっ
リクエストありがとうございました!

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