ノベル

□しあわせ同棲生活
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「おい…起きろ、おい」
毎朝きっちり7:00に、いつも嫌そうな顔をして起こしてくれる
「起きろ凡骨」
バシン!
「ッいってぇ!!」
強めに頭を叩かれる
「いてええええ!!!バカになったらどーすんだ!!!」
「元々バカだろう」
「そうか……」
寝ぼけた頭で納得してしまい、海馬に「ハッ」とバカにしたように笑われた
「笑うな!!」
「俺はもう出かけるぞ」
「あ、仕事か」
「ああ」
いつもの白いスーツに着替える海馬
「……今日も学校こねぇのか…つまんねぇの……」
「つまらないか?」
「え!?うん……」
予想外の返事をされ一瞬ビビった
「最近仕事がそれほど忙しくないからな。部下に任せられれば、数日位なら行こうと思う」
「ほんとか!?」
「ああ」
海馬が目を細めてちょっとだけ笑う
それだけで幸せになるんだ
あぁ好き好き好き。
「今日学校頑張るから、ちゅーして!!!」
「…何を頑張る事があるんだ?」
「勉強とか!!」
「どうせ授業中寝ているのだろう」
そう言いながら
ほおに手を添えて、ちょんって触れるだけのキスをしてくれる

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