幸せ家族計画U

□は
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「りょ―――う?」



景と亮がそれぞれ中学生となったばかりの頃。

クラスは違うものの、なんとなく二人は一緒に―とはいえ他の友人もいたが―昼食を食べていた。

この日は珍しく愛情たっぷり、栄養バランスも良い骸お手製の弁当ではなく、購買を利用する日だったため景が亮のクラスまで迎えに行けば――



「……何してんだお前?」



そこには、椅子から落ちて打ったのか、腰を抑えて痛みにうずくまる亮の姿があった。

しかしそれに景が怪訝そうに眉をひそめたのは一瞬で。



「…まあいい」





早くしろよ、購買売り切れるぜ。

(…っ今の俺見て心配するのは購買か!)(あーん?何当たり前のこと言ってんだ)



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