立海大 ☆ ROOM

LOVEStory
1ページ/1ページ




   LOVEStory


なぜだろう…。

涙が止まらない。

嬉しいはずなのに…。

あなたは、
その涙を
そっと、唇で拭う。


『どうしたん?』
『何、泣いちょる…』
『わかんない…』


重なりあった体を、
更に抱き寄せられた。


『…そんなに俺が
 嫌…なんか?』」

『ち、違う、
 そうじゃなくて』
『じゃ、どうしたん?』
『…』

『じゃが、遅いナリ。
 もう我慢出来んから…』
『なぁ、
 俺だけのもんになってくれんかのぅ?」
『誰でもない。
 この俺だけを見てくんしゃい。』


私の頬を押さえ、
強引な程の優しいキスをする。

指と指が絡み合い
唇を貪るようなキスに変わり、
やがて、
体中に唇を滑らせていく。
恥ずかしさと快感が
交じり合い
私を狂わせていく。

もう、
何も考えられない程に、
体中で私への愛と
高まる快感を感じながら、
あなたを受け入れる。


『ずっと、このまま…』
『お前だけ…でええんよ…』


あの人がここに来る前に、私は彼に落ちていく。

もう止められない…
心も体も抜けられないほどに…。





アイツがここに来る前に…
奪い尽くしてやるなり。


この顔も表情も体も心も
全部ぜんぶのぉ…

そいで


『おぅ!遅かったのぉ…
 悪いが彼女は俺のもんじゃき』
『お前は指でもくわえて
 見とればえーよ』


そ、
アイツの悔しがる顔が
見れるの…

クックック…そういい放って
アイツの真ん前で
彼女を抱き締め、
キスしてやるぜよ…


優越感に浸りながら…
俺は彼女に落ちていく…

そして、
俺は
はまっていくんじゃろう…

お前のその魔性さえ感じる
その魅力に囚われ、
抜けらんないほどに…





〜終〜

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ