番外編

□変態の初詣
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「しゅうは誰かと初詣に行く約束したか?」

寛ぎ始めたやすに何も言えず、諦めたようにやすの隣に腰をかけるとまたもや突然そう言う。

『いや、滋琉達も帰って来ないだろうから1人で行くつもり』

「...そう」

俺がやすの質問に1人で行くと答えると、やすは安心したような顔になり何かを言おうとする。

「...じゃあ、さ」

やすは徐々に顔を赤く染め恥ずかしそうに喋る。

『なに?』

「お、俺とい、行こ?」

『嫌だ』

赤い顔をこちらに向け必死の思いで俺に言うやすを裏切るかのように即答で答えた。

「え?」

『嘘だよ、一緒に行こうな』

大きく目を開いて驚くやすを、笑いながら抱き締める。

「...最低」

『ごめんって』

やすは俺の背中に腕を回しつつも俺を罵倒するので、俺は謝りながらもやすを抱く腕を強めた。


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