10萬HITお礼企画フリーリクエスト小説
□教室は勉強に限る
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龍太SIDE
昼休みに化学の先生が秋佑のテストの結果を教えてくれた。
そして、放課後居残りするように伝えてくれと頼まれたので、帰りのHRで秋佑にそれを伝えた。
俺はHRが終わるとすぐに職員室に戻り仕事を早く終わらせて、HRが終わって1時間半頃経つと秋佑のいる教室に向かった。
『龍太先生?』
教室に入ると秋佑は驚いた顔で俺の名前を呼ぶ。
「どう?進んでる?」
秋佑の机に置いてる大量のプリントを見ながらそう聞くと、秋佑は全然っと答えた。
「教えてあげようか?」
『え?』
「化学は昔得意だったし、1人でやるより一緒にやった方がいいだろ?」
『いいのか?』
「いいよ、秋佑の為だもん」
『ありがとう!』
俺は、プリントが見やすいように椅子を秋佑の真横に置きそこに座った。
「秋佑、ここの化学式間違ってるよ」
秋佑がやっているプリントを一通り見ると、間違っている所を指を差して指摘する。
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