小説

□玄武高等学校‐参
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「だから、オカマだって化粧をしたいのよ!」

外から鳥のチュンチュンといった鳴き声が聞こえてくる。

キャメロンの説教は段々と変化をしてきていて、今はオカマの辛さ話を聞かされている。

俺はふと時計を見てみると、午前6時10分。

横を見ると滋琉は正座したまま熟睡をしており、キャメロンは俺達の前に置いていた椅子に足を組み泣きながら顔を伏せている。

俺は、今からならシャワーを浴びて朝練に行けると思い喋り続けるキャメロンにバレないようにソーッと立ち上がり風呂場に向かう。


シャワーを浴びて風呂場から出ると、滋琉は足に限界が来たのか床に寝転がり熟睡、キャメロンは未だにオカマについて1人泣き叫んでいた。

またソーッと滋琉に近づき滋琉の体を持ち上げて俺の自室へと向かう。


ガチャ

滋琉をベッドに寝かせ目覚まし時計を一応セットして自室から出る。

キャメロンをどう慰めるか悩むが、とりあえず朝練なので何か食べる物をと思いキッチンに行った。


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