小説

□玄武高等学校‐壱
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「じゃあ行くか!」

担任は俺の手を握り締めてから横を歩き始めた。

『ちょっと何で恋人繋ぎなんです?』

「気に入ったから」

『意味わかんないし、さっきの会話の流れで気に入るところないでしょ』

「俺さぁ、スポーツした後の汗かいてても良い匂いの人がすげぇ好きなんだ」

『知らねーし!』

「あぁ、今のツッコミとかヤバいから!」

『先生もしやMですか?』

「違う」

『良かった』

「俺はドM」

『.....。』

うわー
こんな良い笑顔されたら何も言えませんよ。


「あっ、俺の事は龍太って呼んで」

『はぁ?』

「後、敬語も嫌だ」

『無理ですよ。年上は敬わないといけないですし』

「お前俺の事敬ってるのか?」

『いや』

「じゃあタメにしろよ。じゃないと俺お前に手だすから」

『....わかったよ。っで、俺達はドコ向かってんの?』

「本来なら理事長室に行くんだけど誰かさんが遅刻してる間に理事長は出張したから、職員室で話すらしいから職員室に向かってる」

『何かすいません』

「いいよ」


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