小説

□玄武高等学校‐弐
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『....?』

「おはようございます」

『...おはようございます』

そこには、どこかで見たような気もするし見たことないような気もする人が座っていた。

「隣どうぞ」

そう言いながらその人は自分の隣の空いたスペースを軽く叩く。

『どうも』

「...君は誰と話していたの?」

『....。』

華ちゃんさっ!
っとは見ず知らずの人に言えるわけがない。

「?」

『....独り言です』

「そう....君の事見たことないけど、転入生?」

『あっ、そうです』

「そう。じゃあ俺の事知らない?」

その人は少し寂しそうに聞いてくる。

『....どこかで見たことはあるような気はします。』

「そう」

そう答えるとほんの少しだが笑った。

『....。』

ダメだ。
美形は笑っただけで機関銃で撃つぐらいの衝撃を与える。

「...君ここで何してたの?」

俺が美形の笑顔にやられてるとその美形の人は質問してきたので1テンポ遅れながらも答える。

『あっ部室の鍵開かなくて』

「そう、開けてあげようか?」

『開けれるんですか?』

「その変わり3つ俺の言うこと聞いてくれるなら、開けてあげてもいいよ」

『....。』

条件つきかよ!!!


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