置き詩

▼書込み 

04/02(Fri) 15:42
薄暮に埋まる深海
宇佐 世白

晶き薄暮の後ろ側から
ひとに見紛う
影の皃が視える

詳らかに見据える程の
勇気がこの胸には無いのと
その皃は同義で
泣かせる為と
わたしは皮肉めいて

羽搏けない鳥のようで
色褪せていく虹のようで
綺麗なものはただ
怖くて堪らないから
だから見詰める事も
わたしには出来無い

何かを殺すかのようで
何かを捧げるかのようで
それがわたしには
弱さの様で堪らないから
だから脆弱さを売り物にし
生きているんだろう

哀しみは底を知らない
深海の中で呼吸を止めた
ある独りの人間が
わたしだった

☆の付いている部分は必須項目です。

名前

題名

メッセージ
1,000文字まで

あなたのフォレストID

あなたのパスワード

リンク

削除pass

文字の色



アイコン


画像認証
不正な書込みを防ぐために行います。下の画像に5桁の文字が書いてありますので、その文字を半角英数字で入力してください。文字が読みにくいときはで画像が変わります。

文字入力:

投稿規約をご確認のうえ、同意する

※投稿規約をお読み頂き「同意する」にチェック入れて送信して下さい



[戻る]



©フォレストページ