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□夏まつりシリーズ
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『………。』
「……………。」
『…………………あの、』
「なんすか?●●先生」
……いや、あたしのセリフだし。やっぱりからかわれてるんだろうか?臨時教師で、新米なあたしは。
『いや、別に』
「そーすか」
いや、ほんとはなんでもある。やめてほしい…そんなに見つめるのを。それに職員室は禁煙です…。でもなにか言えば、この何考えてんのかわかんない国語担当の坂田銀八に言いくるめられてしまう。
………。ほんと、なんなのよ。
「##NAME2#先生、彼氏とかいるんですかー?」
!
ちらッと隣の坂田先生を見ると相変わらずのくわえ煙草に、肩肘ついてあたしをのぞきこむように見ていた。
『え…いや。いないですけど』
「じゃー今日は暇ですね」
『は?えぇ…まぁ』
「じゃあ決まりだ」
『え?』
「服部さんとかと祭行くんだけど●●先生も誘えってうるさいからさ」
な、なんだ。びっくりした!生徒たちが騒いでたから今日だってしってたけどさ。他の先生もいるのね。びっくりした。そうだよね、まさか坂田先生と2人きりなわけがないよね。そうだったら絶対行かないし…うん行くもんか!
●〇●〇●〇●〇●
『あの、他の先生方は…?』
「あー、アレだ。ケツがどうだとか、他にもいろいろ。と、言うわけで今日は銀さんとデートになりまーす」
『なッ…!』
「ん?ほら、溶けないうちにあげる。かき氷。レモンだけどいい?」
『あ、ありがとうございます』
なんか、帰るって言うタイミングなくなっちゃったな…。坂田先生と2人で歩いてるとこなんて生徒に見られたら…