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□プレゼントはキミ
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あー…またこんな時間になっちゃったよ。最近、体が言うこときかないんだよね、どーも…
トントン、と音を立てながら、アパートの階段を昇って、部屋の前で鍵をごそごそやれば、なんかいつもと違う感じ…
あれ?
いつも以上に気配に気を配って、部屋に入ってみる。
電気もついてないしね…俺の思い違いだったのかな?
サンダルを脱いで、一歩、部屋に入れば、やっぱりいつもとは違う雰囲気、でも俺の大好きな雰囲気。
「ちょっと、布団かけないと風邪ひくでしょーよ」
電気をつけて、ベッドに小さく丸まって寝ている○○の元へ。
殺風景で無機質な感じの俺の部屋に、お前が居てくれるだけでなんでこんなにあったかくなるんだろーね?
額あても、マスクもとって、にやけた口元はそのままに、未だに俺のベッドで寝ている○○のほっぺたにキスすれば、俺の気配に気付いたのか んーとかあーとか言いながら目を擦って俺を見る。
あー、かわいくてしょうがないね。