♪♪

□3z退 完結
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クラスTシャツを着て、あっちへこっちへ走り回って…
まだまだ暑さの残る今日は、

文化祭2日目。

意外にx組は大盛況で、最後の文化祭だというのに他のクラスを見て回れなかった。

でも、もうすぐ休憩だしお昼買って食べよ!

「○○ちゃーん?」

『んー?』

「悪いんだけど休憩ついでにさ、裏に届いたアイス取りに行ってくれないかな?西田もつけるからー」

『わかったー』

えー俺ェって声が聞こえてきた。クスクス笑う私に じゃ、行こうかって声をかけてきて、揃って校舎裏までアイスを取りに行く。

なんとなく、退くんのことあきらめようって思ってからは、自然と西田くんとも話してなかったから、ちょっと緊張する…

それにしても1階でよかったよねとかそんな話もすぐに尽きて、核心へと迫られた。

「もうさ、退のことはいいの?」
『え?』

「いやー、俺が言うことじゃないってわかってんだけどさ。マネージャーにさ、もし、なんか言われたのを気にしてるなら、そんなもん気にしなくて大丈夫だからさ」
『…うん!ありがとう。やっぱり西田くんは気付いてたかー!』

「まぁね」



アイスの詰まった段ボールを受け取って、クラスへ帰る途中退くんを見かけた。最近は朝早く集まったりでいつもの電車に乗れなくてなんか3日ぶりくらいかな? これだけで、嬉しくなっちゃうんだもん、やっぱり私全然あきらめられてないや…




いつものように、土方くんや沖田くんとじゃれてる退くんを横目にクラスへと向かう。横切るときにすごくドキドキしたけどなんか声はかけられなかった。

横で西田くんに「意地っ張りだね」と笑われたけど、しょうがないじゃない!




さ、もう休憩だし、食べたいのがたくさんあるんだから急がなくちゃ!



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