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□銀誕09
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もうすぐ日付が変わる時、星空の下、渇いた砂に指をスゥーっと引っ張った。


(やっぱりホールだよね)


蝋燭に火を書いて真ん中には、

"ハッピーバースデー"




『銀時、起きて』

古寺の中で雑魚寝をしている銀時を見つけて呼びかけた。

「…あァ、ちょなに、何時だと思ってんだよまだ夜中だろーが」

『いいからお願い!こっちきて』

渋々ついて来る銀時に、さっき砂に描いたバースデーケーキのところまで連れてった。




『銀時、誕生日おめでとう!』


砂に描いた蝋燭の火を消すように促せば、唇を尖んがらせて 吹き消してくれたけど唇はそのまんま。

『なによ、気に入らないの?』

「戦争が終わったら、本物用意してくれんだろーなァ」

『うん!』

銀時の顔が一瞬綻んでまた元に戻った。

「○○、」


『ん?』


「…ありがとよ」







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「ありがとうございましたー」



自動ドアを出て、ケーキ屋のお姉さんの声を背に…

ねぇ銀時、今年も一番おっきなケーキを持ってくからね。



あの頃から、あまのじゃくなあんただから今年も素直に喜んでくれるのか心配だけど。


ほんとはわかってるからね、ちゃんと喜んでること。


でもね、ちょびっとでも素直になれたら、誕生日おめでとうと一緒に甘いキスもあげるからね。




あの頃からの約束だもの


(……いちごみるく舐めとくか)






銀ちゃんハピバSS…
なんじゃこりゃァーと叫びたい…だけどupします…
こんなんですんまっせーんorz

銀ちゃん大好き

2009.10.18 向日葵

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