Short2
□下手くそなラブレター
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メモを開くと、折られたノートの切れ端だった。
んんん!?
真選組っ!?
それよりも・・・
好きって!!
走って走って、元来た道を全力で走って!!
薬局に入っても、山崎さんの姿がなくて。
近くにいたお店の人に聞いてみれば・・・
具合が悪いから早退…
なんて、タイミングが悪いんだろう・・・
次の日、数台のパトカーと焼けた店内。群がる人たちの中から見つけた、あなたの姿。初めてみる、ほんとのヤマザキさん。
急に薬局の店員から真選組になった彼に、距離を感じて鼻の奥がツンとした。
『山崎さんッ!』
あたしの声に、気付いて照れ臭そうに近づくあなたにあたしから、一世一代の大告白!!
下手くそなラブレター
(来ちゃだめっていったのに…)
(うるさいです!)
(とりあえず、付き合っとく?)
(とりあえずは嫌です。)
(俺もー)
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メモの誤字は、御愛嬌ってことで…!(こら)
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