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□過去clap置場
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ちっ、今日も雨か。ここんとこ毎日降ってやがんな…クソッ。ジメジメ ジメジメして、気分まで参っちまうゼ。
まずは、レディ達にさっぱりするようなレモンライムのスペシャルドリンクを。
ため息を1つ零すと、煙草の煙りも一緒に吐き出される。 雨やだなー。とまた1つ煙りを吐く。


"コン コン"


それはとても小さなノックで、下手すりゃ雨音で聞き逃してしまうくらいの音で。

キッチンは俺の部屋じゃねェって言ってるのに、律義に毎回ノックをするのは彼女しかいないわけでして…。
ドアに一歩、また一歩と近付く度に上がる口角…。手で隠しても、目が笑ってちゃぁかっこもつかねェか。




ドアを開けると、ズブ濡れの彼女が居て…、慌ててキッチンへと引っ張り込む。
タオルで頭を ガシ ガシ と拭いてやり、さっき作ったスペシャルドリンクをナミさんとロビンちゃんより一足先に出してあげる(バレると厄介なんだが)
それと一緒に「どうしたんだい?」なんて声を掛けてみる。


するとなんて事ない…ニコッと笑顔になった後『喉渇いちゃって』なんて言うんだもんな。たまには、その小さな唇で愛の言葉を囁いてみてくれよ。
俺ァ、君が来る度にあんな事やこんな事を期待しちまってるんだゼ。


おいおい、プリンセス、喉を潤したら俺は用ナシかい?



AiY a


…なんてこった。君の事ばかり考えていると雨のもやもやも乾ききっちまう。

乾き過ぎた俺に…どうか愛をちょーだいよ。


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