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□銀誕'10
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ギシっと軋む廊下を渡って、ソファに寝そべる銀ちゃんの髪にそっと触った。
『怒ってる?』
「んー別に。」
『銀ちゃん、おめでとう』
「おう。」
・・・・うわああああ、この空気今すぐ逃げ出 したい。
こんな時間じゃ神楽ちゃんも寝てるだろうしなぁ。もう、銀ちゃんほんとにごめん。
お茶淹れてくるねと声をかけて台所へ。
しゅーしゅー沸騰するやかんの音、窓をたたく雨の音、銀ちゃんがジャンプのページをめくる音。
ほんと、静か過ぎる。
ことんと湯飲みを置きながら、横目で銀ちゃんを見た、と 視界に入った「ギンタマン」のひとコマ。
『あれ?それ先週号?』
「……」
銀時さーん、聞いてますかー?
「あー?なに?発売日に先週号読んでちゃいけませんかあ?」
『別にいけないなんて言ってないじゃない』
「べっつにィ〜?銀さんの誕生日に○○ちゃん来ないのかなあ〜、とか?ジャンプ買いに行くついでに○○ちゃん家行こうかなぁ〜とか!思ってねえェェし〜!」
『そっか、そっか。』
ンだよ、とかなんとかぶつぶつ言いながら、拗ねる銀ちゃん。ひとつまた歳を重ねたのにこの大きい子供は・・・
『じゃさ今から一緒に買いに行こう?』
来週も、再来週も、ずっとずっと。(大好き)
○○ちゃん、その前に抱かせて・・・ってそういう意味じゃなくて、いやまそういう意味でもいいンだけど、ほら〜その〜とにかく、抱きしめさせて。
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書き始めから1ヶ月以上経ちまして、最初どんなオチにするつもりだったのか忘れました← 無理やり書いたらこれ辻褄合わねえ。10日は祝日だから土曜日にはジャンプでてましたね。でも銀ちゃんは忘れてたんだよ、いつも通り月曜に買ったんだよって体でw
ほんといつもぐだぐだでごめんなさい。銀ちゃん遅くなったけど、おめでとうございました(^o^)
2010.11.23 向日葵