サンジ
□グランブーケ
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赤色、黄色、白に橙、ピンクと紫。
君を想って選ぶ花はいろんな気持ちが色になる。
はじめは、君の手に収まる小さいブーケにしようと思っていたたのになぁ
こんなおれに好きと言ってくれた、おれの料理が大好きだと言ってくれた
それだけでおれはいいんだよ?
考え込まないで、おれの傍にいてくれるだけでクソ嬉しいんだから
「あぁ、やっぱりその青い花もお願いするよ」
「お兄ちゃん、こりゃ大き過ぎないかい?」
*
ぱたぱたと君の足音が聞こえてきた。タバコの煙りをふーーっとはいて、吸い殻をつぶした。
勢いよく扉を開くと、必死な顔で君が言った。
『サンジくん!誕生日プレゼントなにが欲しい?』
そうくると思わなかったから、思わず吹き出しちまったけど。
『いっぱい考えたけどわからないの。笑ってないで教えてよ』
「ごめん、ごめん。」
ダイニングからは死角になる台の上に置いといたブーケを背中に、こつこつと君に近付いた
「そうやっておれのことばっか考えてて。それが一番のプレゼント」
花束を差し出したら君の顔が隠れちまった。
グラン・ブーケ
おれの為にいろいろ考えてくれたお礼です、プリンセス。
だからどうぞこれからもずっとそばにいてください
*
2ヶ月遅れのサンジハピバ
遅くなってサンジごめんね。いつも駄文でごめんね。
今年のサンジの誕生日に見に行ったグランブーケという絵をみてサンジ誕のタイトルはこれしかない!と既に決まっていたのですがwお待たせしましたm(__)m
2012.5.6 向日葵●●