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□起きてくださいまし
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『兄さま,いままでありがとうございました。これからは独立国として頑張っていきます。』
リヒテン,いきなりなにを言っているのだ??
おまえはまだまだ小さくて,我輩がいなければすぐ他国に侵略されかねないのだぞ??
『何をおっしゃっているのですか兄さま??私はもう兄さまをしのぐほどの大国になったではありませんか。』
なにがどうなっているのだ?!
こんなことはありえない。我輩は信じないぞ!!
『落ち着いてくださいまし。さきほどまで,喜んで認めてくださっていたのに,最後の最後にどうしたのですか??』
なんのことだ…??どうしてそんなことを言う??
っおい!待つのである!!まだお前とは話したいことがたくさんあるのだ!
いやである!リヒテン!お前がいなければ我輩は生きている価値などない寂しい国になってしまう!!
なぜ行ってしまうのだ??なぜ………
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