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□さよならマイマスター
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ある日,ずっと一緒に旅をしてきたマスターに捨てられた。あまりにとつぜんだった。
覚えているのは,薄れていく意識のなか,悲しそうな表情で私を見ているマスターの顔だけ。

気が付けば私は草原に倒れていた。

もうここで私の時を止めるのもいいかと思った。私の信頼するマスターはもういない。
どんなに泣き,どんなに呼んだとしても,もうその姿を見ることはできない。

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