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□『遠き彼方の楽園』
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『ルルーシュ!』
目が覚めた時、目の前には沢山の、見たことある顔があった。
皆、何故か泣いてるか笑っているかの両極端さで。
『…、…っ』
声を出したかったけれど、喉の奥は乾いていた。
――生きてる。どうして…。
皆のずっと後ろに、二度と見ることは無いと覚悟した顔が、気まずげに佇んでいた。
間もなく、あの日から既に二十年もの時間が過ぎてしまったことを、ルルーシュは知るのだ。
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