家庭教師ヒットマンREBORN!

□危ない関係
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何も出来ず、唯々不思議そうに相手を見詰めていると、暫くして治まったのか、…いや、未だに軽く笑い続ける相手と視線が合った。
俺は、やっぱりイタリア人って綺麗だな、とか場違いな事を考え乍、相手の言葉を待つ。

「面白いね、ボンゴレ」
「そ、そうですか?…有難う御座います?」
「うん、やっぱり面白い」

そう喋りつつ、彼は、先程から銜えていた棒を、あんな凶暴なモスカを操っていたとは思えない程に白く細い腕で引き抜いた。
其の棒を然り気無く気にしていた俺は、思わず視線を向ける。
視界に入ったのは、先に何も付いていない白い棒。
煙草では無い様だが‥よく漫画で、侍や不良が葉っぱを銜えているのと同じ理屈なのだろうか。
…そういえば、草壁さんも何時も銜えていたっけ。
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