家庭教師ヒットマンREBORN!

□危ない関係
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「要らないの?」
「あ、有難う御座います!」
「うん」

慌てて飴を受け取れば、にこり、と微笑む。
其の笑顔を見乍、こんな時でも断れない自分の弱さに苦笑しつつ、飴の先端の袋を取り外した。
それでも、毒が入っていたりして、と未だ拭えぬ不信感から、口を付ける事が出来ない。
そんな俺に気付いた相手は、同じ所から同じ色の飴を取り出すと、慣れた手付きで袋を銜えた侭に千切り、ぱくり、と口に入れた。
そして、ちらり、と様子を窺われ、焦った俺は再び慌てて飴を銜える。

「……」
「……」

「…美味しい、です」
「そう」
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