頂き物
□これが運命だと云うのなら
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煌めく星が仕事を先程終らせ、疲れてしまっている目を刺激する。
「スパナ…」
どうしてだろうね、
星を見る度俺は貴方を思い出すんだ…
「おいツナ、冷えるから窓閉めろ」
ついさっきまで一緒に仕事をしていたリボーンがエスプレッソを啜りながらそう言う
「ああ、ごめんね…」
そう言って窓に手をかける。
少しづつ閉じていく窓に少しだけ泣きたくなった。
「(…、スパナ)」
会いたいよ
会って抱き締めてほしい
「なんて…ね。」
「何か言ったか?」
「や、何にも…」
何にもない、と自分に言い聞かせながら綱吉は暗く重いカーテンを優しく閉めた。
これが運命だと云うのなら