過去・症状・薬のこと

□「場面緘黙症について」
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先日、場面緘黙症が仰天ニュースで取り上げられたと聞きました。
私もこの病気に苦しめられた一人。

場面緘黙症とは、言語能力に異常がないのに、ある特定の場面で発声が出来なくなる病気です。
多くは学校などで人と話せない、というようなものです。
小児に起こる社会不安障害の一種で、過度の不安や緊張から声帯が硬直してしまうためであり、決して「意図的に話さない」わけではありません。
しかし非常に知名度の低い病気で、ほとんどの小児科では「異常なし」と言われます。
そのため周囲の誤解から、親や教師に虐待まがいのことをされることも多いです。
私もそうでした。しかし、子供は絶対的な立場の大人を責めず、自分自身を責めるため、大人になってから精神的後遺症が残る確率も高いです。

傾向としては(私の場合です)、
・家では問題なく話せるが、学校では全く話すことが出来ない
・決して話したくないわけではないが、声がつまる
・筆談やジェスチャー等で意思の疎通は可能
・不安や緊張が強い
・注目されること、他人からの評価に対しての強い恐怖、回避
・人見知りだと思われる
・自己責任感が強い

などです。

話さないことを責めたり、からかったりしてはいけません。
進学や引っ越し等、環境の変化を機に克服する人が多いようです。
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