リリカルFATE

□Γ
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「……それで、この大惨事は何かね?」


 プレシアの部屋に着いた俺は、まず聞かなければならなかった、この部屋の荒れようを。

 机は砕け、椅子は逆さまに。棚は入っていた物を全て吐き出し、窓は割られ、入ってくる風でカーテンが虚しく揺られている。


「何って、私はただ貴方を……地球だったかしら?そこに跳ばす準備をしていただけよ?」


「その準備に家具を破壊する必要性は?」


「うーん……無いわね」


 即答しやがった。

 何なんだ、この女は。


「冗談よ、冗談」


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