リリカルFATE

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 扉の前に立ち、トランクを漁る俺。

 怪しい人に見られなくもないが、俺は見た目10歳位だし、何より人の気配すらない。

 プレシアから事前に渡されていた部屋の鍵を発見。

 女の子の部屋に勝手に入るのはどうかと思ったが、プレシアが前もってフェイトに連絡しておいたはずなので大丈夫だろう。そう思い鍵を捻る。

 ガチャリという解錠された音。ドアノブに手を掛け回す――


「あんた、誰だい?」


 ――筈だったが、声を掛けられた。

 発信源に目を向けると、オレンジの髪の女性。

 手にはコンビニの袋を持っていた。


「……君はアルフかい?」


 取り敢えず俺の知識に有る人物で最も該当しそうな名前を言ってみる。



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