07/31の日記

21:04
小説は更新できてないのでこの日記は暇潰し程度に読んであげてください
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数ヶ月前に書いたやつを発見したので載せてみます


↓の話は角川スニーカーの『レンタルマギカ』です
真ん中辺りのセリフを言わせたいが為に書きました
設定が色々おかしいですが無視してください


『酸素が色々性格を弄くった衛宮士郎をレンタルマギカの世界に飛ばしたい』という方はコメントや掲示板、Web拍手のコメントなどに書き込んでください

今書いてる小説がある程度落ち着いたら書き始めます、きっと(笑)









「<螺旋なる蛇-オピオン->の、……<永遠-ツァネク>の座……メルキオーレと……申します……。どうぞ……お見知りおきを……」


 あいつは、マザーグースの後にそう名乗った。

 正直、そんなのはどうでもいい。

 問題はあいつが乗っている、翼の生えた蛇だ。

 <学院>に正面から突っ込むのには申し分ない大きさ。

 そこに在るだけで呪波汚染が撒き散らされる。

 それもどうでもいい。

 ただ、あいつに聞かなければならない。


「……おい、それは何だ?」


「これは……ロンドンの……<竜>を……雨で寫血した……モノですよ、衛宮士郎」


 あいつは咳き込みながらも律儀に答えた。

 ロンドンの<竜>。

 ペンドラゴン。

 それを使ったと、あいつはそう言った。


「そうか」


 俺の声は、自分でもぞっとする程に冷たかった。

 身体中から殺気が溢れ出る。

 幸い、ほとんどが蛇の呪波で倒れているので問題はない。

 沸き上がる怒り、憤怒を無理矢理押さえ込み、言葉を紡ぐ。


「貴様が……貴様如きが」

「……士郎?」


 後ろに穂波とアディリシアが居るが、それさえも怒りで見えない。


「……この地を」


 ブリテンを。


「……彼女の名を」


 アーサー王。アルトリア・ペンドラゴンを。


「貴様如きが汚すな!!!!」


 親友、戦友を侮辱され、どうして怒れずにいられようか。

 あらんかぎりの声で吼える。

 それと同時に蛇に絡み付く鎖。


「天の鎖-エルキドゥ-!」


 対神兵装『天の鎖』。

 神を抑える為に創られた宝具。

 ロンドンの<竜>、所謂土地神の呪力を元に造られた蛇が、鎖に絡めとられ、動きが完全に止まる。

 そして、ここで止まる衛宮士郎ではない。

 一振りの剣を投影。それを持ち、一気に距離を詰める。

 メルキオーレは蛇が止まった事でバランスを崩し動けない。

 チャンスは一度。一撃で葬る。


「無毀なる湖光-アロンダイト-」


 裏切りの騎士と称される、サー・ランスロットの魔剣。

 その真名を開放する。

 アロンダイトの効果は、使用者のステータスを全て1づつ上げる。

 更に、竜属性を持つものには追加ダメージを与えるというもの。

 効果により上昇した筋力で蛇の真上へ跳ぶ。

 そのまま、重力により落下。蛇を一閃する。

 蛇はアロンダイトの効果で追加ダメージを受け、断末魔もなく崩れ、真鍮像へと戻る。

 彼女を汚した罪は重い。

 メルキオーレの方も片付けなければ。

 醒めぬ怒りを胸に、愛刀<干将・莫耶>を投影した。






☆コメント☆
[名無し] 08-01 21:10 削除
短文ながらなかなかいいと思います。
この続きが知りたいと思う今日このごろ。

[08-02 02:31 削除
えらくまた長編日記ですね
いやしかしよくこんな難しい表現を使いこなせるなと心底尊敬しますよ

こうやって何でも続けられる人が出世するんだろうな…

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